岩浪さんの受賞お祝いパーティ、大盛況でしたね。
駆けつけたミュージシャンの演奏も素晴らしかったです。
そんな中、我らがメグの会、”走るトロンボニスト”藤田さん、今日は
ハンドルをトロンボーンに
持ち替えての熱演、シビレましたね。
事前の案内では、「〜、メグの会からも何人か出演との未確認情報も云
々・・・」とあり、誰が出る
のかと思っていました。会った時の挨拶でもそんな事一言も言いません
。
前の歌手の唄が終わった頃、入口に陣取っていた小生の前を藤田さんが
トロンボーンを持って
颯爽と通りました。 オオ〜、そうだったのか! そして寺島さん
の前を通り過ぎた時の氏の
驚きの顔たらありませんでしたね。
「お、おお〜〜、ナ、ナ、ナンダヨ〜、やるのか・・・・・・ え〜
、ホ〜 〜 ハァ〜 ?▲#&%!!・・・・」
声には出しませんでしたが、横で見てると、まあこんな感じでしょうか
ね。(笑)
そして父兄参観の親子連れよろしく、志賀師匠と愛弟子藤田さんがス
テージ中央に並びました。
お母さんが譜面をメンバーに配り打合せをします。「〜そしてここはフ
ェルマータで・・・」
専門用語が飛び交う中、隣の息子は緊張も最高潮といった所です。
いやいや、無理もありません。デビュー戦が超満員なんですから。藤田
さんの気持が私にも痛いほど
分かります。
曲が始まりました。チャーリー・チャップリンの不朽の名曲「スマイ
ル」です。そう世界中で愛されて
いるあのメロディーです。サックスでもソニー・クリスの名演がありま
す。
いつもの優しく愛らしい藤田さんのマナコが今日ばかりは、キッっと前
を見据え、真剣な眼差しで正面を見な
がらメロディーを奏でます。こんな真剣な藤田さんの顔を見たのは初め
てです。
そして曲が終わりました。 いやはや拍手喝采です。
ほとんどメロディー通り、一音もはずさず吹き通しました。トロンボー
ンでは先輩の寺島さんや平井さん
も脱帽でしょう。 うかうかしていると追い越されるでしょう。もしか
してもうそうだったり・・・・
一年少しでよくここまでふけるもんです。さぞや練習した事でしょう。
私にも分かるんです。
青山墓地でしょうか、神宮外苑でしょか、タクシーをとめて練習した事
でしょう。
ライブ終了後、まるで甲子園球児のように流れる汗を拭く志賀師匠も
、愛弟子の初デビューを無事終えた
安堵感と充実感、そして何より師弟愛に満ちて、汗以上に光り輝いてい
ました。
以上、部外者書記代理のライブレポートでした。
|